2015年3月6日金曜日

夢をみるひと #009

夢をみるひと #009

























センセイ

「よく見ると違うカーディガン・・・」







センセイ

「別物にみえる」







サエコ

「たぶん別物だと思います・・・」


















センセイ

「なーんでか?」












センセイ

「その謎を考えてみれば・・・」


















センセイ

「この3枚のフライデーの写真のイミが見えてくるだろう・・・」










サエコ

「一体、何がなんだか・・・」














センセイ

「まぁ・・ 普通は解らないよね。当事者にしか。」
















・・・








センセイ

「でも・・・」














センセイ

「①の写真と②の写真があった為、その謎が解けた・・・」









サエコ

「・・・」













・・・


















センセイ

「カーディガン・・・」















・・・












センセイ

「赤いカーディガンが、全ての始まり・・・」














センセイ

「この赤いカーディガンが、この3枚の写真に繋がっていく・・・」













・・・















センセイ

「じゃぁー、まずは・・・」










センセイ

「この3枚の写真とは別。さっきのもう1つ写真。

 西川が着ている赤いカーデガン」
























センセイ

「これを見てみる」















センセイ

「一応、菜々緒のお下がり?ってコトになってるのかな?」










センセイ

「で、これと比べて」

















センセイ

「この3枚」

















センセイ

「見比べてみる」

















センセイ

「そしたら・・・」














センセイ

「①の写真」













センセイ

「菜々緒が手にかけているカーディガンだけがちょっと

 異なるよーに見える」








センセイ

「そして②の写真で代役を使ってわざわざ写真を撮っていること」






センセイ

「後の③の写真と西川が着ているカーディガンの写真・・・」






センセイ

「見比べてみて答えを導き出す・・・」















・・・












センセイ

「すると・・・」












センセイ

「答えが見えてくる・・・」
















・・・





































センセイ

「ということだ」



サエコ

「どーゆーコトだよw」
















センセイ

「では推理してみる」









センセイ

「おそらく最初に撮影された写真」



















センセイ

「この写真」








センセイ

「おそらくこの写真を撮影しようとした時・・・」










































センセイ

「カーディガンがなかった」






サエコ

「なかった!?」











センセイ

「カーディガンがなかったんだこの時・・・」













センセイ

「何故か・・・」












センセイ

「まだ出来上がってなかった。とか、クリーニングしてた。とか

 ほかの人に貸し出していた。とか・・・」



センセイ

「それとも菜々緒の私物でただ単に忘れたとか・・・」




















センセイ

「何にしろ、撮影当日に赤いカーディガンがなかった」











センセイ

「おそらく・・・」













センセイ

「菜々緒と西川が撮影する当日」









センセイ

「菜々緒は、元々赤いカーディガンを羽織って写真撮影する

 予定だったんだけど・・・」









センセイ

「予定外」















センセイ

「その時、何かトラブルがあって、その赤いカーディガンが

 なかった・・・」








センセイ

「そこで・・・」








センセイ

「菜々緒に羽織ってもらうのはあきらめて、似た感じの物を

 手に掛けてもらい、ごまかすコトにした・・・」









センセイ

「何十枚か何百枚か・・・ プロのスタッフに

 撮影してもらい、」







センセイ

「その日の2人の撮影は終了」




















センセイ

「そしてその後」










センセイ

「赤いカーディガンが揃ったトコロで代役を使い、この2人が、

 菜々緒と西川だと思わせるような写真を撮った。」













センセイ

「代役を使ったということは、おそらく、早く記事にしたかったのか、

 締め切りが迫っていたのか・・・

 本人達のスケジュールの都合もあるしね。」








センセイ

「しかしまぁ、これでとりあえず予定の写真は撮れた」










センセイ

「そしてこれらの写真を加工したりして・・・」









センセイ

「予定道り、菜々緒と西川の熱愛スクープ記事を掲載した。」


















・・・













センセイ

「という流れでは中廊下」



サエコ

「なるはど」












・・・












センセイ

「まぁ・・・」

















センセイ

「代役を使ってもバレないと思ったんだろう・・・

 実際バレなかったし・・・」



サエコ

「案外バレないもんですねー・・・」









サエコ

「まぁ・・・」








サエコ

「着てる服が一緒だから普通そー思いますもんね。」







センセイ

「服だけじゃちょっと弱いかな?」




センセイ

「バックもある」





サエコ

「そーですねー・・・ バックもあるから・・・

 余計本人だと思い込みますねー」









センセイ

「でも・・・」







センセイ

「ちょっと、この西川のバックを見てみて」






サエコ

「バックですか?」











センセイ

「この①の写真では・・・」













センセイ

「バックが前にある」











センセイ

「で」







センセイ

「この②の写真では・・・」






































センセイ

「何故か背中の方にあるんだ」







サエコ

「ん・・・ そーいえば」















センセイ

「じゃー・・・」









センセイ

「どー思う?」

















サエコ

「どー思うって・・・」













サエコ

「西川さんがバックを・・・」








サエコ

「あっ!」







サエコ

「そーか!」









サエコ

「このニセモノの子をより本物っぽく見せたいから

 バックを後ろの方に回したんですね!」







センセイ

「だろwそー思うだろw」







サエコ

「そー思いますww」























センセイ

「ハズレ」



サエコ

「何だよ!w」























センセイ

「まぁ、そー思うだろうケド・・・」










センセイ

「実はコレ・・・」













センセイ

「この西川が身に着けているこのバック・・・」















センセイ

「おそらく・・・」






































センセイ

「後で付け加えられた物だろう」




サエコ

「エェ━━━━━( ゚A゚;)━━━━━!!?」






センセイ

「じゃーまた明日みてみよー」

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