夢をみるひと ＃００７

夢をみるひと　＃００７



















・・・










センセイ

「ね、この写真」

センセイ

「菜々緒と西川じゃない別人に見えるでしょ」









サエコ

「なんとなく・・・　だけど・・・」





















サエコ

「後ろ姿だから・・・」









センセイ

「そーだね」





















センセイ

「でも・・・」























センセイ

「ちょっと不自然かな？　やけに完全な後ろ姿だし。」






サエコ

「うーん・・・」














サエコ

「別人みたいだけど・・・　顔がわからないから、菜々緒なのか

　西川さんなのか、他のひとなのか・・・」





















サエコ

「断言まではちょっとできないですね・・・　まぁ

　別人っぽいですけど。」





センセイ

「確かに、これだけじゃー、別人かどかーはっきり言えないよね。

　まぁ見た感じ別人と思えるケドｗ」
















サエコ

「女の人なんですか・・・？」







センセイ

「まぁ、たぶんね・・・　おそらく」










センセイ

「小柄な女の子なんだろうと思う」













サエコ

「どの辺がですか？解るんですか？」








センセイ

「詳しく見てみればね。」











サエコ

「ふーん・・」

















センセイ

「じゃあー・・・」














センセイ

「まぁ・・・」














センセイ

「それを説明する前に・・・　ちょっと」
























センセイ

「３枚の写真を順番に並べてみよう。」




センセイ

「撮った順番」





サエコ

「順番が解るの？」






センセイ

「まぁ・・・　調べれば大体は。」


















サエコ

「順番て、大体一緒の時間じゃないの？」






センセイ

「イヤ・・・　それが、結構違う」
























センセイ

「もしかしたら、それぞれ別の日に撮影してるかも。」




サエコ

「うそ！？」




センセイ

「ホント」
















センセイ

「まあ、何にしろ、これら３枚は同時には撮られていない」





センセイ

「調べたらそうなる」












・・・














センセイ

「じゃあ・・・」



センセイ

「実際に順番を付けて、並べてみよう」











センセイ

「１枚目、最初の方に撮った写真」

センセイ

「コレ。この写真を、①の写真としておこう」








センセイ

「で」






センセイ

「二番目、次に撮ったヤツ」

センセイ

「②の写真としておこう」















センセイ

「最後がコレね」

センセイ

「③の写真とする」










センセイ

「これでそれぞれ・・・」

　　　　　　　　　　①　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　②　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　③

センセイ

「写真に番号を付けたよ　＼(＾o＾)／」














サエコ

「ふーん、この順番ねぇー」







センセイ

「まぁー　大体こんな感じの順番だろう」

















サエコ

「それで？」




センセイ

「それでね・・・」




















センセイ

「じゃー・・・　まずーはー・・・」























センセイ

「さっきの」















センセイ

「②の写真」







センセイ

「菜々緒と西川の代役？っていうかな。菜々緒と西川に扮している

　この写真について見てみよう。」

センセイ

「②の写真ね」

















センセイ

「えーと、さっき」











センセイ

「この写真の右側。　西川に扮している子」













センセイ

「さっき、小柄な女の子だろうと言ったけど・・・」





























センセイ

「何でかわかる？」













サエコ

「うーｎ・・・」






サエコ

「そーですねぇー・・・」









サエコ

「たぶん・・・　ぱっと見た感じでは・・・」


















サエコ

「てか、右側っていうか・・・」






サエコ

「左側の女の子・・・」

サエコ

「左側の女の子もそんなに大きくないような気がします」






センセイ

「そーね。」









サエコ

「だから・・・」







サエコ

「それよりちっちゃいんで、結構背が小さいのだろうと

　予測はできますね・・・」







センセイ

「うん。まぁー、大体そんな感じで合っているだろうね」






サエコ

「そーゆーことですか？」







センセイ

「そだね。まぁ大体見た感じでそんな感じがするよね。」







センセイ

「両方ともそんなに背がたかくない」















センセイ

「まぁ・・・　ちょっというと、この写真では」






センセイ

「右側の女の子の、帽子」



















センセイ

「帽子を変な風に被ってるから実際より少し小さく

　見えてるけれど」






センセイ

「実際には帽子のつばの先？っていうかな。帽子の先辺りに

　頭頂部があるんだろうと思う」

センセイ

「こーゆー感じかな？」








センセイ

「確かに身長差はあるケド、そんなに極端に差はないかな？」









センセイ

「まぁ実際、２人共そんなに大きくないかな？」





















センセイ

「・・・と」




センセイ

「いうことでー」


























センセイ

「まあ、なんとなく雰囲気で小柄な女の子にみえるでしょｗ」



サエコ

「結局雰囲気かよｗ」





センセイ

「雰囲気で大体解るだろｗ」






サエコ

「見た感じの雰囲気じゃしょーがないでしょｗ

　粗挽きだなー　まぁ解るケドｗ」






センセイ

「まぁ、待てｗ」































センセイ

「見て見てｗ」



サエコ

「何処？」








センセイ

「ココ、ジーパンのポケット」



サエコ

「ポケットのトコ？」








センセイ

「えーとね。ポケットっていうか、右側の女の子

　西川役の女の子」







センセイ

「その子がジーパンのポケットに手をつっこんでいるトコロ」






センセイ

「ココ」

センセイ

「シャツの袖を折ってる」








サエコ

「ん？」












サエコ

「・・・」












サエコ

「折ってる・・・？」







センセイ

「だろｗ」







サエコ

「そー・・・　ねぇー・・・。」








センセイ

「じゃーまた明日詳しく調べていこう！」