2015年6月29日月曜日

夢をみるひと #028

夢をみるひと #028













センセイ

「・・・と、いうことだよ」









サエコ

「いわれtも」






サエコ

「何ですか?? 犬?」






センセイ

「犬見た 犬」








センセイ

「もちろんユメで ね」







サエコ

「犬 ですか」









センセイ

「・・・いぬ だ」












・・・












センセイ

「まぁ・・・ そのユメがどんな感じだった

 かというと・・・」























・・・
















自分の家・・・

っていうか




まぁ 生まれた家。実家。







うすぐらい









夜中?





そんな感じの時間帯だろうか?







廊下に

私は、いる




立っている












・・・














・・・?













なにかやってくるこっちに

左下、





掴む




服?



犬だ


掴みあげる







・・・





犬が服を着ている???






うす暗くてよくわからない

けど







金色?

もじゃもじゃ?ふわふわ?




青っぽい?服





家の廊下を犬が歩いていて

それを抱き上げた・・・

















・・・



















センセイ

「・・・」














センセイ

「まぁ・・・ こんな感じで・・・」








センセイ

「犬がいた。歩いていた。なんで」








センセイ

「不思議」









・・・









サエコ

「犬は・・・ 飼っていない・・・ ですね」




センセイ

「ネコはいるけど、イヌはいない」








・・・











センセイ

「どこから来た? このイヌ。飼い主は?」









センセイ

「というヒント」










センセイ

「そんなユメを見ている・・・」










・・・











サエコ

「じゃあ・・・」










サエコ

「それって・・・ 森口さんの犬 なんですかね?」










サエコ

「センセイの未来のパートナー・・・」











・・・








サエコ

「運命の相手が、森口博子さん・・・ だとしたら・・・」












サエコ

「その犬が・・・」




















サエコ

「廊下を歩いていても不思議では・・・ ないですね・・・」



センセイ

「一応ググったけど出てこないね」








センセイ

「犬を飼っているという情報は今のトコロよくわからん」








センセイ

「犬を飼っているのか・・・ それとも、森口博子とは

 関係ない犬なのか・・・」









センセイ

「今の所は不明だね」







サエコ

「うーん・・・ わかりませんかー」












・・・









サエコ

「そーですかーーー」



センセイ

「でもね」















・・・












センセイ

「めずらしいね」









・・・








サエコ

「? ・・・そう・・・です・・・ね」










・・・











サエコ

「服を着ているっていうのは・・・」



センセイ

「めずらしいでしょ」







サエコ

「たしかに・・・ ですね・・・」










センセイ

「始めて・・・ かな? 実際にそんな犬にさわったのは」
















センセイ

「テレビとかマンガだとか・・・ そーゆーので

 見たことはあったケド・・・」









センセイ

「実際に犬に服を着せている・・・ っていうのは

 始めて見た・・・ かな?」






センセイ

「見たことぐらいは、あるかもだけど 何にしても

 珍しいのは確かに」










センセイ

「飼い主が絞られるのではないかな?」











・・・










センセイ

「それと 種類」









センセイ

「犬の種類は・・・ よくわからんケド・・・」












センセイ

「トイプードル? っぽい犬だろーか? 金色みたいな」







センセイ

「毛並みがクルクルしてるよーな・・・」












センセイ

「一応調べると、クリーム色のトイプードルは

 存在するよーだ」













センセイ

「よくわからないけれど、そーゆー犬を見た

 さわった、抱き上げる」







センセイ

「ユメで」













・・・















センセイ

「ヒントにならないかな?」












・・・












サエコ

「このイヌの飼い主は・・・」











・・・











サエコ

「センセイのお嫁さん・・・? に なる?」





センセイ

「どーだろ?」









・・・












センセイ

「今のトコロはよくわからない・・・ ね」







センセイ

「この犬のコトは・・・」







センセイ

「心当たりが・・・ ない」

















・・・














センセイ

「コトも・・・ ない・・・ かな?」



サエコ

「あなる!??」










センセイ

「たしか 前に見たユメで・・・」














・・・














!センセイ

「『古いクルマに乗ることに決めた』・・・と」










センセイ

「そーいってた」











・・・











センセイ

「だからこの犬の飼い主・・・ 未来の伴侶・・・

 というべき人が・・・」










センセイ

「過去のひと・・・」














センセイ

「よーするに、前に縁あったひと・・・」















・・・











センセイ

「私の近く・・・ 地元にいるのかもしれない

 この犬の飼い主」



サエコ

「森口さんじゃなかったの!??」



センセイ

「このまえ見たユメでは・・・」





















センセイ

「『森口博子だったのか』と・・・」




センセイ

「そーいってた」











・・・













センセイ

「『だったのか』と、過去形だし・・・

 それに・・・」
















センセイ

「なぜ?」












センセイ

「という疑問」



サエコ

「ぎもん?」















センセイ

「今までは、グレーの影みたいな感じで

 ユメに出てきてて・・・」








センセイ

「私が未来のパートナーなんだと」










センセイ

「その存在をアピールするように出てきてたんだけど・・・」














・・・












センセイ

「それなのに・・・ なぜ・・・?」















センセイ

「ぎもん」
















・・・












センセイ

「何故、今頃になって正体がわかったのか?」







センセイ

「それが疑問点なんだ」

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